鴨川に水没するブログ

経験した出来事やら何か思い付いたことやらを適当にだらだら書いてます(の予定です)

KMC春合宿の感想とか。

KMCの春合宿に途中から参加してきた。
KMCは毎年春に勉強のための合宿みたいなのをしている。
適当に枠がいくつかあって適当に喋る人がいて他の人が聞いたりつっこんだり居眠りしたりするという形式。
せっかくだから何か感想めいたものを書いてみる

 

漫画のコマ割りと視線誘導の話

わりと知ってる話が多かったけど、視線誘導だけで漫画の中の時間経過的な何かが
表現できているというのはおもしろかった。

 

アニメーションの話

適当に書いてもなんとなくアニメーションしているように見えるものが作れるという話。
すごいなと思ったのは、動き始めと動き終わりの絵を用意してその中の軌跡的なもんをアニメるだけで全体がなんとなく動いてるように見えるというやつ。
たしかに動いて見える。人間の脳はアホだな。
あとアニメーションと関係ないけど人間の腰の部分はでっかいパーツで考えるより球が2個分って考えてアタリをとった方がきれいなんだなーってなんとなく思った。特に言及されてなかった部分だけど。

ソフトウェアテストの話

テスト嫌いなのでこういうのはわりと厳しく見てしまうんだけど、がんばっていたと思う。
「2因子間テスト」と「直交表」が比較的いいかんじのキーワードかな。
あと、のじまくんのつっこみがちょっと容赦ない感じした。
あとこの手の話は、しゃべる方は自分が使ってる用語がどの程度曖昧なのかを吟味しながら進めた方がいいね。

C# の話

主に言語仕様方面。あまりこのへん真面目に追い掛けてないのでわりと新鮮だった。
subtyping 系の話でてくるかなと思ったけどまったく触れられなかったのでそこは少し残念だった。

C# とかで使われる「型推論」って用語はわりと型推論って言いたくないレベルのことだと思う。
こういう用語の使われ方するから「型推論」が誤解されるんだろうなあ。

クロージャっぽい例がでてきたのにそれがクロージャっぽいものであることを完全スルーしてたのでそこはちょっとつっこんでみた。
なぜかこのへんスルーされやすいよなあ重要なのに。

信号処理と音楽のような話

jが虚数単位 jが虚数単位 jが虚数単位…

音のA/D変換とかの基本的な話と、Web Audio API の話。音楽関連の話は理解できてないせいか、何をどう感じればいいのかいまいちわからない。
Web でのセッションとかはたいへんそうだなあ。(粉蜜柑)

変愚のソース解析というかデバッグの話

学部の人に「henkmaさんって変愚かかわってらしたんですか?」とか言われた。
私の最終commitから10年くらいたってるかもなあ。

commit のペースが 2004年くらいでがくんと落ちてるみたいなんだが、丁度初期開発陣が皆社会人になったころであり、おもしろい。最近 commit ペースが上がっているのは謎。

内容はいろんなバグ(の報告)を紹介して問題を特定しましょう的な話。
とりあえず読みにくいコード放置しまくっててすみませんでした。

変愚(というか *band?)のソースは独特だからむずかしい的な話もちらっとあったけど、紹介されたバグは、Cをよく触っていればすぐに想像がつくレベルの問題が多かった。
時間が限られているから難しいバグを紹介するのは難しいよね。

なつかしかった。

 

ひでしす

なんかひでしすがひでしすっぽいことをしゃべっていた。内容はまあいいや。
ひでしすは定義の話と性質の話をシームレスに繋ぐのでわかりにくいけど逆に宗教家とかやるには向いていると思う。

ゲームハードの話

ニコ動にあったような話だったな。ハードの話って言ってたけど半分以上はソフトの話だったような気がする。
最近の大学生ってゲームウォッチ触ったことないんだなあ。
時間かけすぎて最後の方上回生に「巻けー巻けー」って言われまくってたのがちょっとかわいそうだった。

 

LDA の話

機械学習おもしろい。
web小説の分析(カテゴリ分け?)的なことをLDAでやる的な話なんだけど、うまいことできるもんだなあと感心した。

まとめると「異世界で強くてニューゲームを欲望のままにトラックにはねられる」っていう感じ。

日本語になっていないけど印象をストレートにダンプするとこんな感じだと思う。

うぇぶせきゅりてぃ

最近hotかもしれない web security の話。
だいたい聞いたことある内容ばかりだったんだけど、IOSアプリの話がちょっと面白かった。
IOSアプリって審査があるから元からやばいものはあまりないんだけど、審査があるのでセキュリティアップデートが遅れるんだなあ。審査っておもしろいシステムだと思ったけどもうヒトヒネリ必要かなあ。

 

オセロの話

オセロの戦術と AI の話。ここらへんはわりと勉強したことがあるのでだいたい知ってることばかりだったけど、講師一回生のくせにやけに喋るのがうまかった。
個人的には評価関数とかの作りこみの工夫とかの話を聞きたかったが、さすがにマニアックすぎるか。

C++11

C++11の仕様を超高速で網羅していこう的な内容。
よくまあこんなにもつめこんだものだ。
C++11 まじめに追い掛けてなかったしおもしろかった。60分であんだけしゃべれるのもたいしたもんだ。

constexpr って C++ のくせにぜんぜんキモイことなさそうなんだけどそのへん 世の中の C++er 達はどう思ってるんだろう?
個人的には部分的とはいえこんなに綺麗なもんは C++ っぽくないと思う(ひどい)

 

その他

夜遊んでみたとかいろいろあるけど細かいことはまあいいや。
一件だけ、ファブフィブではじめて 1000 を見たのは収穫だった。